蛇足石歌 仏足石歌体(6句目は5句目の言い換えであることが多く、小さく刻まれる)
秋空にシャトルコックは弧を描き筑波山をも越えて飛ぶかな またアウトかい
だいどこに下ごしらえのよい香り楽しみ胸に抱き出かける 手伝いから逃げ
陽届かぬフローリングに霜月の寒さはあぐら掻き座り居る どいて下さい
見上げればイルミネーション人間を祝福するのに僕はひとりだ ティッシュ避けつつ
急かされるそこへ行ったら意味がある馴染まぬ町の奥へと潜る メトロ深すぎ
無力さにタメイキお茶を飲むときはスイッチ一つで湯気立つヤカン この万能さ
謝辞
移り行く世に常なるは御仏の慈悲の心と覚え跡踏む だから許して