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 狂歌
百人一首 狂歌 台無し都々逸

もじり小倉百人一首狂歌
もぐら百人一首

姉のなの借りもの着物手間を省きわが衣手は手首見えつつ  (秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ 天智天皇 1) 春過ぎて梅雨来にけらし部屋掛けの衣干すてふ匂いかぐなや  (春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山 持統天皇) あしびきの山場迎えたシナリオをながながし夜にひとりかも見む  (あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む 柿本人麻呂) 玉子の殻うちつけて割れば白妙の飯の高嶺にしょうゆ降りつつ  (田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ 山辺赤人) 奥の歯にドリルあてられ泣く歯科の声聞く時ぞ虫歯悲しき   (奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき 猿丸大夫) てっぺんにわたせる橋におく霜の白きを見れば余ぞ老けにける   (鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 中納言家持 ) 関が原ふりさけみれば成せばなる味方の側に付きし敵かも   (天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 安倍仲麿) わが庵は北国の鄙 鹿ぞ飛ぶ サンタクロースと人は言ふなり  ※サンタ  (わが庵は都の辰巳しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師) 旗の色は移りにけりないたづらにわれ余裕ぶる振るボー 棒とせしまに  (花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 小野小町) それがそのぅ行くも帰るも動かねば着くも着かぬも台風おおかぜの駅  (これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬもあふ坂の関 蝉丸 10) 綿の腹ぬいぐるみ八コイン賭けてまだ取れぬと店員ひとには告げよ 天の釣船UFOキャッチャ―  (わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣船 参議篁) ああ疲れ苦悩の火曜日吹き飛べよお勤めの素願しかし届かん あまつさえ「雲の通い路吹き閉じよ!」すかさずとどめのオートメーション 天つ風雲のかよひ路吹き開けよ こっちの都合も考えてよね!  (天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ 僧正遍昭) 打つ羽の網より落ちるサーブ側点ぞ積もりてマッチとなりぬる 赤羽の駅より降りる人の川 電車止まりて普通に乗り換え 自販機の内より落つるコーヒーぞつめたいつもりでホットとなりぬる   (筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞ積もりて淵となりぬる 陽成院) 満ち欠けを急ぐ用いぶりタレントを見慣れそめにし笑えなくなり   (陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに乱れそめにしわれならなくに 河原左大臣) 君がためお炬燵こたを出でて蜜柑取る我が衣手に良きを選りつつ  (君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ 光孝天皇) けんか別れ立場の山の峰に生ふる木/気変わり次第今帰り来む  (立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む 中納言行平) 千早ぶる神代もきかずたった今このからくりをみぬかれるとは 千早ぶる神代もきかず1ターンからパルキアに水くれるとは  (ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは 在原業平朝臣) すみっこの端に寄るなり乗る際は揺れる通ひ路人を避くらむ   (住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ 藤原敏行朝臣) スカートと短き足の節の間はあはれこの目は見過ごしはせぬ   (難波潟短き蘆のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや 伊勢) 飽きぬればがらくたと同じ何になるみをつくしても買はむとぞ思ふ   (わびぬれば今はたおなじ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ 元良親王 20) 間に合うと言ひしばかりに終電の有明の次を待ち出でつるかな   (今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな 素性法師 ) 吹くからにドレミファソラのシと鳴ればむべ縦笛をりこうといふらむ  (吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ 文屋康秀) 月見れば一時けものに変わりけれ我が身ひとりの時にはあらねど   (月見ればちぢにものこそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど 大江千里) このたびはエサも取りあえず稲荷さまけものの意識神のアニマに   (このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに 菅家) 「何しろばか」言ふ逆なでずおのずからは 人に言われて頭にくる由 名にし負はばオカルトUMAのチュパカブラ株のうまみを吸うよしもがな  (名にし負はば逢う坂山のさねかずら人に知られで来るよしもがな 三条右大臣) まくら山昼寝の心地はいとまあらばいまひとたびの二度寝アラーム  (小倉山峰の紅葉葉心あらばいまひとたびのみゆき待たなむ 貞信公) みかんの花咲きて流るるラジオから何時か来た丘恋しかるらむ   (みかの原わきて流るるいづみ川いつ見きとてか恋しかるらむ 中納言兼輔) 過疎動画うpぞ寂しさまさりけれ人目もwwww(草)もかれぬと思えば  (山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば 源宗于朝臣) 心あてに折らばや折らむ手裏剣は置きかた惑う表裏上下  (心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花 凡河内躬恒) ありのままの冷たく見えし別れよりアナ雪二人手袋もなし 高切れの釣れなく見えしファイトより針だけでなく浮きまでもなし   (有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし 壬生忠岑 30) 傘ひらけ訳有りの人と見るまでに弱めの雨に濡れる意地張   (朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪 坂上是則) オリキャラに情のかけたるしがらみは名前も変えぬ馴染みなりけり   (山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり 春道列樹) 膝肩の痛み激しきリウマチにしづ心なく雨の降るらむ 土方の怨み激しき幕末期しづ心なく花の散るらむ   (ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則) へたれをかも好く人にあらむ告白をまつも久しく友ならなくに   (誰をかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに 藤原興風) 火はファイア氷も問わずブリザドははやも昔にガに替わりける   (人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける 紀貫之) レアカード期待しながら開けぬるを袋のいづれにツキ宿るらむ   (夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいずこに月宿るらむ 清原深養父) シナプスに風の吹きしく文字言葉つらぬき留めず意味ぞ散りける   (白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける 文屋朝康) 忘らるる日をば思はず消費せし腹の具合の悪しくもあるかな   (忘らるる身をば思はず誓ひてし人の命の惜しくもあるかな 右近) 朝イチの電車満席きぬれど あまりてなどか※どうにも耐え切れない布団恋しき   (浅茅生の小野の篠原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき 参議等) 銅ブレード現代いまに出でにけり古代人何を思ふと人の問ふまで   (忍ぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで 平兼盛 40) ぽい捨てふ煙はいまだ立ちにけり人知れるほど肩身狭しか 相すまん土産はまだき※早くも失せにけり 数知れるほどと思い これしか   (恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか 壬生忠見) しゃかりきなカラオケ喉をしぼりつつ末の採点 並越さじとは   (契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは 清原元輔) 焼きみての餅の心にくらぶればお菓子は恋を覆はざりけり   (逢ひ見てののちの心にくらぶれば昔はものを思はざりけり 権中納言敦忠) 食ふことの絶えてしなくはなかなかに人をも身をも肥えず増しまじ   (逢ふことの絶えてしなくはなかなかに人をも身をも恨みざらまし 中納言朝忠) こすれども溜まると人は思ほえで身の稲妻になりぬバチかな   (あはれともいふべき人は思ほえで身のいたずらになりぬべきかな 謙徳公) 裏の戸を試す家人かぎを絶え行方も知れぬ帰宅待ちかな   (由良の門を渡る舟人かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋のみちかな 曾禰好忠) 組み胡坐あぐらしびれる足のきびしきに色こそ見えね限界来にけり   (八重むぐら茂れる宿の寂しきに人こそ見えね秋は来にけり 恵慶法師) 過去を痛み舌打つ今の己のみくだけて散れと思ふころかな   (風をいたみ岩打つ波のおのれのみくだけてものを思ふころかな 源重之) 河の森 二時の宅配夜に指定 昼は過ぎつつものをこそ思へ   (御垣守衛士のたく火の夜は燃え昼は消えつつものをこそ思へ 大中臣能宣朝臣) 意味わかめお叱り受けし電話でね長くは無駄と思い切るかな   (君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな 藤原義孝 50) うちあげにええわさしもの★5だわ酒もしなじな飲めるところを   (かくとだにえやは伊吹のさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひを 藤原実方朝臣) 避けぬれば当たるものとは知りながらなほ恐ろしき偶数弾かな   (明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな 藤原道信朝臣) 流しつつひとりもんじゃの焼ける間はいかに寂しきものとかは知る   (嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る 右大将道綱母) 忘れじの終点までは難ければ 今日をかぎりの傘よさよなら   (忘れじのゆく末まではかたければ今日を限りの命ともがな 儀同三司母) 「滝」の[音]は絶えて久しくなりぬれど ←そんな漢字じゃ誰も読めない   (滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ 大納言公任) アナグラム とふのあたいもひまなのでこひびとがほにかのおのこもよ   (あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびの逢ふこともがな 和泉式部) 探りあいて見しやそれとも分からずに君がくれにしババの札かな   (めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月影 紫式部) あれはやだ今のパワハラ芽を出せばいでつみ人を忘れやはする   (有馬山猪名のささ原風吹けばいでそよ人を忘れやはする 大弐三位) 関わらでいなましものを手を出してかたづくまでの面倒見しかな   (やすらはで寝なましものをさ夜更けてかたぶくまでの月を見しかな 赤染衛門) 覚えヤマはるの地道の疎ければ まだふみも見ず今の味だけ   (大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立 小式部内侍 60) ギリシアの森のエコーのやるせなさ けふナルシス自惚れに匂ひぬるかな    (いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな 伊勢大輔) 騙しの手コールチップを賭けるともこのフォーカードの手には勝らじ   (夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関は許さじ 清少納言) 今はただ電池絶えなむとばかりをメルづてならでいふよしもがな    (今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならでいふよしもがな 左京大夫道雅) やさぐれて無事はギリギリたえだえに笑われわたる日々のたじろぎ   (朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらはれわたる瀬々の網代木 権中納言定頼) 恨みわび だから相撲じゃないってば 作り似ている名こそ惜しけれ    (恨みわび干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ ※相模) 雪の夜の夢ばかりなるかまくらに壁見て立たぬ達磨ありけれ   (春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそをしけれ 周防内侍) 街桜あはれと思え山桜 道を広げて切る人でなし   (もろともにあはれと思え山桜花よりほかに知る人もなし 前大僧正行尊) 懐にもあらで憂き世に流れれば恋しかるべきあぶく銭かな   (心にもあらで憂き夜に長らへば恋しかるべき夜半の月かな 三条院) アラシック赤黄青紫緑しょうにのおおのじゅんあいばあったら買うの五色なりけり   (嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり 能因法師) ひもじさに部屋を立ち出でて嗅ぎぬれば夕べと同じ余りのカレー  (寂しさに宿を立ち出でてながむればいづくも同じ秋の夕暮れ 良暹法師 70) 言うなれば数多の職場落とされて町のハロワにあしげくぞ行く   (夕されば門田の稲葉訪れて蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く 大納言経信) 音に聞くハクシ!と鼻と頭いた目かいて袖のぬれて花粉め    (音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖のぬれもこそすれ 祐子内親王家紀伊) ヒトカゲの尾の上(へ)の炎燃えにけり ハナダのカスミ勝たずもあらなむ   (高砂の尾の上の桜咲きにけり外山のかすみ立たずもあらなむ 前権中納言匡房) 疲れける人はせっせと化粧落としよ派手しかれとは祈らぬものを 引かれける人ははずせと番組おろしよ激しくしかって許してやれよ   (憂かりける人を初瀬の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを 源俊頼朝臣) 千切り裂きしジャンボな籤を命にてあはれ今年の秋もいぬめり   (契りおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり 藤原基俊) 頭や腹 愚痴イテテなれば控えたの不平不満を置きつ下書き 匠の技研ぎ出してみれば刀身の雲居にまがふ紋の白波   (わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの 雲居にまがふ沖つ白波 法性寺入道前関白太政大臣) 背を測り今は急かるる泣き顔のチビでも末に抜かんとぞ思う   (瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ 崇徳院 ) ツイッター通知小鳥の鳴く声にいく夜寝覚めぬスマホ夜更かし   (淡路島通ふ千鳥の鳴く声にいく夜寝覚めぬ須磨の関守 源兼昌) 春風にたなびく髪の絶え間より漏れ出ずる地毛の黒とせわしさ   (秋風にたなびく雲のたえ間より漏れ出づる月の影のさやけさ 左京大夫顕輔) 名だたらん人とも知らず礼儀作法乱れたあとはものすごくやべぇ   (ながからむ心も知らず黒髪の乱れてけさはものをこそ思へ 待賢門院堀河 80) ほととぎす鳴きつる方をながむればただ発明の先を越される   (ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる 後徳大寺左大臣) おおいばり北じゃいつものことなるを雪に耐えぬは南なりけり おもいやりさても気持ちはあるものを何も言えぬはチキンなりけり   (思ひわびさても命はあるものを憂きに堪へぬは涙なりけり 道因法師) 「その中よ」「ここにも無いよ」思ひ入る狭い家でも物がなくなる    (世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる 皇太后宮大夫俊成) 長らえばまたこの頃や撮られけん東宝トカゲも今はメカ式   (長らへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき 藤原清輔朝臣) 友すべてもの思ふ頃も泣けやらで卒業式さへつれなかりけり   (夜もすがらもの思ふころは明けやらぬねやのひまさへつれなかりけり 俊恵法師) 撫でてとて犬やは人をご覧ずる勘違いなるわがおやつかな   (嘆けとて月やはものを思はするかこちがほなるわが涙かな 西行法師) 村雨の下校時刻は杉の葉に君たちのこる秋の夕暮   (村雨の露もまだ干ぬまきの葉に霧立ちのぼる秋の夕暮 寂蓮法師) 涙目のガキの真面目の一語ゆえ理を尽くしてや言い破るべき   (難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ身を尽くしてや恋ひわたるべき 皇嘉門院別当) 玉の緒よ耐えなば耐えて血圧に塩ふることの弱りもぞする   (玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする 式子内親王) 柿バナナリンゴと違い梨だもの熟れにぞ熟れし色は変わらず   (見せばやな雄島の海人の袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず 殷富門院大輔 90) くりすます泣くな霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む   (きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む 後京極摂政前太政大臣) わが技は試合に見えん沖の石のジャブジャブジャブとかわす間もなし   (わが袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らねかわく間もなし 二条院讃岐) 戸の中は常にごちゃごちゃ何探す妻のお部屋の納戸かたしも   (世の中は常にもがもな渚漕ぐ海人の小舟の綱手かなしも 鎌倉右大臣) ゆるきゃらや不景気風をもろ受けて経営寒くコラボ打つなり   (み吉野の山の秋風さよ更けてふるさと寒く衣打つなり 参議雅経) おほけなく憂き世の民におごるかなわが打つそばに無言の食卓   (おほけなく憂き世の民におほふかなわが立つ杣にすみ染の袖 前大僧正慈円) 花さそふたらしの者に袖されてふりゆくものはわが身なりけり   (花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり 入道前太政大臣) 来ぬ人をもうじき来るというナビに時間つぶしの身もこなれつつ   (来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ 権中納言定家) カメ泳ぐ甲羅の上のぎざぎざは嘘だろワニのしるしなりける 酒を飲む生のビールの夕暮れは急ぐぞ夏のしるしなりける   (風そよぐ楢の小川の夕暮は御禊ぞ夏のしるしなりける 従二位家隆) ひどい模試人と比べし容赦なく子を思ふ故にもの狂う親   (人も愛し人も恨めしあじきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は 後鳥羽院) 風呂敷や古き空き家へ忍び入りなほあまりある布地きれじなりけり   (百敷や古き軒端のしのぶにもなほ余りある昔なりけり 順徳院 100)                     天道にそむきて夜見にかへるとも   駄洒落こうべをさらすのみなり 狂歌
低気圧さまに緊箍児(きんこじ)はめられて空がしめ(湿/締)れば頭がんがん 満電にテクノトリスが流れますドアからあふれみんな灰色 端末で映画見ながらタップしてポップコーンが食えるアプリだ 「薬指貸して」と言われ差し出せば「これをお塗り」とビフナイトかよ 豆腐屋の角に頭をぶっつけて「コブ昆布が欲しいなら他を当たんな」 々々々々々眠すぎベルがベルとして意味を成さずに々々々々々…… 「今年こそ会いたいですね」新年はとりの空音であけるし許す 図書館にフリーESPあります棚上の書にお使い下さい 沈黙をもって二重のメッセージ伝わりましたね悪い方だけ 指に吸いついたおみくじ開き見て「ピラニア吉」で心喰われた 一か月キスが続いておりました上唇と下唇の そんな本開き直ってレジに出す俺にカバーは掛けられますか 良寛は玉つく子らがいなくても独りで玉をつくのだろうか 仏閣は夏の木立ちの中に在り恋に生きては落ちていく蝉 「好きだ!」って吹きつけられて「私も!」と裏返る傘 こらこら行くな 高橋くん。肘が磁石になっていて椅子が後ろへ傾くのですか。 私は怒っています。この文字は「わたし」ではなく「わたくし」なのです。 バスタオル締めて風呂場を飛び出した小結を追ううちの横綱 眠れないドタンバタンと寝返れば携帯の灯に漂うほこり 地に伏した桜の花びら例ふなら掃除機のCMで吸うアレ 「はんぶんこしよう」と君は言いました ですから雪見大福2箱 めずらしい味のジュースをいつも飲む君の毎度の「意外とふつう」 かしわ餅一つあまってジャンケンポン もちグ―かぶとチョキかしわパ―であいこで 天井に吊るしたバナナを取るために先ずはボタンを探したの内緒 京都来て拝むべきもの違ってる なんてまぶしい修学旅行 コーヒーに牛乳を入れ カフェインが勝つのかホットミルクが勝つのか 幸せは歩いてこない さがる日も半回転すりゃ一応前進 近頃は小学生の紐で引くピロピロ叫ぶ鳥のしげきよ 理不尽や食べ過ぎと犬怒られる それってつまりあげ過ぎだろに 「こんなものいらぬ」と君が捨てるなら「わたしもいらぬ」臆病安牌 山までも憂きを届ける機器なれば枝ごと手折る肩に掛けつつ 限られた土地しか持たぬ住人は上へ上へと本積み上げた 早押しのクイズの如く「ピコーン!!」ってSuicaをタッチ「ピンポーン」て閉まる 中学生よごれつちまつた悲しみに制服姿でクリーニングへ この国の者は祭りが大好きでカボチャに化けるたぬきときつね サンタさん彼女が欲しいですむしろ必要なんですクリスマスのせいで 宝富 萬代 時代 山梨王 知った名を打つサンタ工場 雪だるまよ 融けても主が面影は筋肉痛にしばし残れり 彼を見るきみの横顔じっと見る 犬はご主人さまが一番 犬同士 育った家が違うから お前の言ってることがわからん 行列に割り入るミセス大声を出して「買わん!」と子を連れて行く 連れ立って「あいつのことをどう思う?」 聞きに来んなよ言わねーよばか ○○は○○はってレポートに此の人の何を知っているのさ ○○は○○はってレポートに恋人か何かかよわたしゃあ 病み犬よ 体はずいぶん辛かろが ほらほら母が優しかろうて 「モバイルよ」「はっお側に」と控えてるそんな携帯欲しいな。どこだ。 こんなにも好きなのに歌うことすらも叶わないのよロシア語なのよ こどもの日 近所に子ら遊ぶ声 「どこにも行けぬ」と愚痴ってる声 本選ぶ時のワクワク図書館に忘れて来たの夏の積み本 本日の天気いかにとお勝手を開けて出てみりゃでっかいくもが 朝すずめチュンチュクと鳴く屋根のうえ三千世界のここが縄張り ジョン・ケージ「4分33秒」になぜかしゃっくり止まらなくって ささやかな力が連鎖を巻き起こし旗を掲げるピタゴラスイッチ 算数の慰み 虫を目で追えば センセ教科書丸めてピシャリ 何かあった時の為にと10円を名札に入れてた頃もあったさ 「何してる」「なんでそこで」と指導者の質問攻めのスポーツ日和 診察券 健康カード 保険証 ぜんぶ読み終え まだかなまだかな? すれ違う電車疲れた横顔とあっとあいつぁ鉄道少年 ガス台を見て原始人怒り出す 説明しがたく沸くいきどおり 飛行機で足を伸ばした事もなく今日も電車で鼻がつぶれた 穏やかなお昼近くの電車内 かつてこの場は戦場だった その昔 木も山も雲も生きていた 目がついていた マリオ3とか さし当たり願いごと一つ叶うなら昔のような視力をください 古本に煙草の灰でこげた後 あんたもそつろん詰まってたんかい? 複写式「強く濃く書いてください」と青い筆跡しっかりうっとり 三枚のお札手あたりしだい投げ大きな山と川が相殺 ああまたか 聞いたことない 料理だな 「パスタの一種」 そうかパスタか 生けた花枯れない花器の種あかし ずっしり重く詰まった根土 人前で泣かれぬ人の悲しさよ ティッシュの涙ゴミ箱行きよ ステージに乗ったり降りたりする男子グランドピアノに群がった女子 駆るチャリや流れるようなオハゴザを近所へ投げる半身半面 何もできなかった 見ているだった 蚊が目の前を通過したなう (春眠不覚暁)春の床ひねもすねむりねむるれどなほ寝まほしくおねむかもねむ                               甘受庵泥坊猫さん  ∧ねどころにねこの御座ればねむごろにごろごろともにねむいころほひ 良い酔いよいよいよ宵よヨヨイヨイ「いいよいいよ」医言い余威夜寝よいよ もてたくて日に日に陽にやけにやにやとひとりやに下げひりひりとびひに 「壊れた」と割れて言われて笑われて「また買われる」と憐れ我々 「ねずみだあ! 怖い助けて のび太くん」「みーちゃんにはこりゃ 見せられないなぁ」                                 ※折り込み 消防車の身をくれなゐに焦がるれどさめても白き救急車かな             甘受庵泥坊猫さん ∧急げとて拾った車に身をたくし おもいはつのり 710円 「俺らってどうなんの?」「冬の大直線?」           「なかよし親子?」「シリオン?」「それや」 無知という子の生まれけり助産術なんてうれしくない「おめでとう」                         ソクラテス 「洞窟を出ぬか イデアを希求せよ」「うるさい、今影いいトコだから」                         プラトン 根は固くとも葦原の中つ国あっちに風吹きゃあっちになびき せりなずなごぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろ「みんな隠れろ―っ!」 沈丁花 梔子 リラ 薔薇 忍冬スイカズラ 木犀 蝋梅 これぞ七香 街景に心を寄せて詠みたくも宣伝乙になるぞ可畏し タクも立つ有明八重垣夏コミに八重垣つくるその八重垣を つひに曲がる道とはかねて聞きしかど さっきの角とは思はざりしを この世をばままよとぞ思う落ち着きも計画性も無しと思えば この荷をば邪魔よとぞ思う持ちすぎの掛けたる肩もひしと重えわ 酒飲みは蛇こそよけれ手洗いに立て篭もられてかなうものかは 番組の熱きトークに触れもせで淋しからずやパズルとく君 スワンボートは哀しからずや漕ぎ下手で 前にも後にも進まずただよふ 「寒いね」と話しかければ「ウぅウウ…」と答えるヒータのいるあたたかさ 「寒いね」と話しかければ「はい?何?」と見上げるイヌのいるあたたかさ ネットでは調べられないことがある例えばかけるべき言葉とか 何にでも首をつっこむ蛙だが首が無いとかつっこんだら負け  あああああ あああああああ 思い出し あああああああ 恥ずかしのたうち 台無し都々逸 改めましたよ どう改めた 改めきれぬと 改めた 恋に焦がれて 鳴く蝉よりも 溶けるアイスの 身が細る ざんぎり頭を 叩いてみれば のすたるめいじの 鈍い音 浮つきうぐいす 西洋かぶれ 同じ赤でも バラに鳴く 一人で さしたる唐傘なれば 袖を噛まぬわ ありゃどなた 立てばギクシャク 座ればドタン 歩くすがたはムリスンナ つべに宣伝 ニコには時報 思う動画は 削除済み シロだクロだと 喧嘩はおよし まだ50分も あるじゃない 上を頼れば 音沙汰無いと 横へ肩組む 百合の花 腹の立つ日は 茶碗で飯を 腹いっぱい食い ふて寝する リーチが違うと かわせませんと 言った彼女の 目にはあざ




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