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 旋頭歌

二人作 一人作



二人作



☆企画

←旋頭歌祭~秋~



←旋頭歌祭~冬~



←旋頭歌祭~春~



←旋頭歌祭~夏~



★旋頭歌祭~新春~



★旋頭歌祭~上巳~


★旋頭歌祭~歳暮~




桜花 一人で見るのと ちがうところは
肩に添う 桜色した 寝顔の趣   鉄仙さん
「雨宿り あの軒先まで 走って走って」 「軒先で 雨よ止むなと 祈って祈って」   ふちさきさん
「満電や 人を人とも思わぬ扱い」 「乗客や 人と思うな働き蟻よ」      ふちさきさん
「終電や、今日も今日とてサービス残業」   ふちさきさん 「5時帰宅、明日もよろしくサービス残業」
「秋来ればなにゆえ山は赤くなるのか」 「恋に落ち 君を想いて燃え上がるから」   ふちさきさん
「秋来ればなにゆえ山は赤くなるのか」 「けそう(化粧/懸想)じて 愛し主様 思はるるゆえ」   鉄仙さん
照れながら 箱から取り出す まん丸の輪の あいた穴 覗き恥じらう 恋する二人   猫亭屑屋さん
酒に酔い涙で歪む満月ぐるり   豆太さん あの時に綺麗と告げていればよかった
「後生です どうかお側においてください」   ふちさきさん 「幸せにできぬと知って置かれるものか」
「聞きなれた君の声だね『お菓子ちょうだい』 「『はいどうぞ』甘いレシピに下心混ぜ」    鉄仙さん
「聞きなれた君の声だね『お菓子ちょうだい』」 「『悪戯で』 お菓子ないからキスでもいいかい?」   ふちさきさん
玄関で おかしください 駄々こねるのは   砂漠谷レマさん ストリートダンスも得手の 踊るガイコツ
「ハロウィーン 近所の黒猫 口を開いた」 「第一声 『こっち見るなよ』可愛げがない」   猫亭屑屋さん
現世で一番美味なお菓子を差し出せ 好きな子に もらうチョコかな 誰からもらう?   砂漠谷レマさん
現世で一番美味なお菓子を差し出せ いづれやはまことをかしき夜の闇のうち   惨状中納言さん
夜を通し 浮かれ騒いだ 宴の後に   卜部さん 残される 魔物の足跡 銀の包み紙
「雪景色 目を凝らすうごくものはないかと」  「新月に 音もなく翔ぶ 木菟一羽」   猫亭屑屋さん
明かり消し 揺れるろうそく火を吹き消して   豆太さん 真っ暗に なった瞬間とき歳ひとつかさねて
夜8時 あちこちの家 車が入る」  「灯り消え 静まる部屋に夢を届けに」   ふちさきさん
「夜8時 あちこちの家 車が入る」 「紅白に 着替えるために 車庫による」    猫亭屑屋さん
「夜8時 あちこちの家 車が入る」  「寝静まる 子らの願いと 夢を持ち寄る」    ふちさきさん
「トナカイが 頭フリフリ むやみに走る」   猫亭屑屋さん  「サンタさん 帽子のポンポン 前へ後ろへ」
「オリオンの光 木霊を返す 雪景色」   猫亭屑屋さん  「鹿追う女神 遠矢を放つ 冬星夜」
「便利だが そいつはただの 端末機」   猫亭屑屋さん  「震えなきゃ そいつはただの 計算機」
ふゆのやま 親を捜して 子ダヌキ迷う   猫亭屑屋さん  親に似た 地蔵にすがって 子ダヌキは泣く  しんしんと 笠をかぶって 地蔵があやす    猫亭屑屋さん
  表情の無い人の波かきわけていく 若鯉が高み目指して竜門登り   鉄仙さん
表情の無い人の波かきわけていく したり笑顔に 怒り滲ませ   猫亭屑屋さん
「ポジティブな易者は何と見たててくれた?」 「ウムラウト 産むは易いが 有無は判らん」   猫亭屑屋さん
「ポジティブな易者は何と見たててくれた?」 「何事も 色を濃くして 香りを増すと」   Y.Gさん
いま君が寝ているのなら言いたいぽつりと 髪を撫ぜ 狸寝入りに騙されてやる   朔月さん



一人作
「詰められて死人のように満員電車」 「現代を生きる者よ行け満員電車」 「台風のなか走り行く女性の車」 「妻母は夫を送りに子どもを迎えに」 「金曜日我が家につかば何をせんとぞ」 「金曜日したきことせずばったりねん」 「運動会一番ワクワクしてるのは誰?」 「学校にはじめてはいった弟妹」 「運動会 親が来てるよ ビデオが父で」 「出番来て 静かなもんだね カメラが母で」 「おかあさん花つんできたきれいな黄色」 「これすぐに捨てて来いセイタカアワダチソウ」 「ばんばんとガラス叩いて鳥追い払う」 「さくらんぼこんなにあるのにケチケチどケチ」 「マラソンや足の遅さは親譲りかもね」 「疲れたと泣けば思わず抱き上ぐ遺伝ね」 「我と主 親子はたまた兄弟なるか私とお前 地球と月は親子なんかねえ兄弟なんかねえ?」 「今しがた我と陽こそは同胞とせしがさっきまで「太陽と月は兄弟」って話してたのに何言ってんの君」  「心あるや はたを織らずに 仕立てもせずに」 「限りない 色かたちから 一つを選び」 飼い犬の 首輪断ち切る 月のいたずら  「今よりも 多くのことを 考えられるか」 咲く花は おてんとさんに 見とれるばかり ねえこっち 見ろよと蝶の 影がひらひら 膨らめば月の必ず縮むべきなり  破裂して星になりたる月かつて在り   ※フィクション 織姫の 言伝ことづてあずかる 人工衛星 牽牛は どうして想いを 届けられよう おもちゃくれ えさくれ 犬が際限もなく 神様も こんなものなら 気分悪かろ 天井の裏に住むのと 天に住むのと 結局は どっちがこちらをよく見てるやら どの虫の声も素敵となだめてくれるな かの虫に勝らんと心勇むのだから かりそめの 影物語に 偽りもなく 幸せを 感じる我は 生を味わう 朝眠る 昼寝するほど 幸せはなし 夜起きる 無為に過ぎたと 後悔ばかり 金縛り みぞおち重い 体が動かぬ  声が出ぬ 呼んでいるのは 聞かれたくないが 影落とす 寒くはないか 月の縁側  星空の どこで言葉を さがしているの ぱたぱたと 倒れるドミノの 列に入らず  強がって 離れて立つは わがまま王将 薬効き 言葉は鈍く とりとめもなく  寝ようかな このまま夢境を さまよおうかな 長いすにギュウギュウ詰まって座った本ら 本棚の人引き抜いて開いてみたい 好きなもの 集めて高い山に仕上げた 嫌なもの 平野にごろごろ転がっている トランペット想いぐるぐるお腹で回り 口開けて出てくる音は震えるソーで うれしかろ月と臥し所へ宵の明星  さみしかろ月を見送る明けの明星




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